野岩鉄道の旅
今回は会津若松から関山宿→大内宿、そして湯の上温泉への旅です。 このルートは会津鉄道の路線から外れており、関山宿まではバスを、 関山宿から大内宿そして湯の上温泉へはタクシー利用しました。
いつもの東武快速とAIZUマウントエキスプレス号利用で、西会津駅に降り立つ。 街道の起点は会津若松駅近く大町の四つ角(札の辻)ですが、会津鉄道の起点・西会津駅を旅の出発点としました。
関山方面行きのバス停は、駅ターミナル内には無く国道401号沿いに。 バス停の前に秀長寺という古びたお寺が有りました。 秀長寺は戊辰の戦場跡、この戦争は会津西街道に少なからず縁があるようです。
本郷経由関山行のバスに乗車。 しばらくして只見線の会津本郷駅近くの線路を横断、 やきものの街会津本郷の中心街を抜けると、まもなく関山に到着。
バス停前にりっぱな蔵があり、ひさしが長く伸びているが特徴のようです。 入り口の引き戸の壁がやや剥げ落ち下地の藁?が見えており歴史を感じました。 バスを待つ所有者夫婦の話によれば、何年前に建てられたかは不明とのこと。 (資料によれば、1868年の戊辰戦争の際に、この宿は焼失している。) 折り返しのバスが出発した後には、静かな町並みが残った。 会津本郷の中心街からタクシー呼び大内へ向かう。
集落を抜けると間もなく氷玉峠越えの道に入る。 道路は除雪されており、途中対向車も無く峠を越える。 運転手さんにここが大内ダムと言われても、雪の壁があり何も見ることは出来ませんでした。 まもなく大内宿に到着。
今回は以前テレビ放送で見た、静けさを期待しての訪問でしたが、大内宿では翌日から(2月11日、12日)「ゆき祭り」のようで、雪とうろう作りなど準備作業が行われておりました。 とうろうは、ベニヤ板で四方を囲み、その中に雪を詰めたの後に、スコップで形を整えるという方法で作成されておりました。
旧街道筋から離れて湯の上温泉へ向かいました。 湯の上温泉への目的は、わたぼうしを被った藁葺き屋根の駅舎の見学です。
朝車内から見た時は、すっぽりわたぼうしがありましたが、 陽射しでとけてテッペンが消滅しておりました。 ひさし部から雪解け水が雨だれの如く落ち、藁葺き屋根の神秘を感じました。
温泉にて休憩の後に付近を散策。 「第2日光街道踏切」の文字を見て、現代の会津西街道に戻ったと感じた。
<旅行日'06/02/10>
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